フランス、第13回全国廃棄物会議を開催

環境一般】 【掲載日】2015.10.06 【情報源】フランス／2015.09.22 発表

　フランスは第13回全国廃棄物会議を2015年9月23-24日、ナントで開催する。これは2年ごとに開かれるもので、今回の会議は、夏に成立したエネルギー移行法および2014-2020年の廃棄物の低減・リサイクル計画を中心に議論される。議題には、循環経済や革新的技術、地域アプローチの関連における廃棄物管理などが挙がっている。1日目は資源の有効利用やエネルギーの再利用方法に関するテーマ別ワークショップ、2日目は意見交換で、国家廃棄物計画、廃棄物の発生抑制策や管理への気候変動による影響がテーマとなる。会議は環境・持続可能開発・エネルギー省（MEDDE）や環境エネルギー管理庁（ADEME）など国の機関のほか、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏、ナント市などの協力で開催され、企業、地方自治体、政府機関などが参加する。
　一方、廃棄物の発生抑制と再利用を促進するため、ADEMEとMEDDEは共同でウェブサイト「Que faire de mes déchets」（私達のごみをどうするか）を開設した。これは国民にごみの分別や発生抑制の方法をわかりやすく伝えることを目的とする実用的・教育的なサイトで、捨てたいものがあった時、どのように分類するか、捨てた後それらがどうなるか、廃棄物を再びつくらない為にはどうしたらよいかを示している。【フランス環境エネルギー管理庁】