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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、石油・ガス部門からのメタンとVOCの排出削減のため新基準案を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2015.09.01 【情報源】アメリカ/2015.08.18 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、石油・ガス部門からのメタンおよび揮発性有機化合物VOC)排出を削減するための新しい基準案を公表した。アメリカではメタンは人為起源の温室効果ガスの中で2番目に大きく、その30%近くが石油・ガス部門から発生しているという。オバマ大統領は、石油・ガス部門からのメタン排出を2025年までに2012年比で40〜45%削減するという気候行動計画を打ち出しており、今回の基準案もその実施戦略の一つとなっている。
 EPAは、今回の排出源の新設および改修を対象とする基準案によって、メタン排出を2025年に34万〜40万トン削減できるとしている。メタンにはCO2の25倍以上の温室効果があることから、この削減量は770万〜900万トンのCO2排出削減に相当するという。気候への悪影響を軽減することから得られる純便益は、2025年に1億2000万〜1億5000万ドルと見積もられている。またEPAは、この基準によって2025年にVOC排出を17万〜18万トン削減できると見込んでいる。
【アメリカ環境保護庁】

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