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環境ニュース[海外]

アメリカ政府、排出基準を満たさない輸入自動車やエンジンの取締りをカリフォルニアで実施

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2015.03.05 【情報源】アメリカ/2015.02.19 発表

 アメリカの環境保護庁(EPA)と税関国境警備局(CBP)は、カリフォルニア州の港湾で、大気浄化法の規定に違反し適正な汚染防止装置のない外国製の車両やエンジンの輸入品の取締りを実施し、その結果を公表した。EPAによると、四輪バギー(ATV)、オートバイ、発電機など730点以上の車両や部品が押収されるか輸出国に送り返された。違反企業も公表した。EPAは、この日発表された違反車両やエンジンは、国内に入れば年間35万ポンドの汚染物質を排出しただろうとしている。
 適正な排出抑制装置のないエンジンは、大量の一酸化炭素や炭化水素、窒素酸化物を排出し、呼吸器疾患の発症や喘息悪化を引き起こし、地表オゾン(スモッグ)の原因ともなる。EPAとCBDは、今後は毎月のペースで検査を行うとしている、
大気浄化法では、連邦の排出基準を満たすことをEPAが証明しないかぎり、新規のエンジンや車両の輸入・販売を禁じている。証明書を取得するには、製造者・輸入者は、エンジンや車両の排出抑制システムなどを説明した申請書と、該当する連邦排出基準に合致することを証明する排出データをEPAに提出しなければならない。【アメリカ環境保護庁】

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