一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、旧型ディーゼルスクールバス買い替え支援金プログラム第2ラウンドを実施
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2015.02.24 【情報源】アメリカ/2015.02.10 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、旧型ディーゼルスクールバスの買い替え支援金プログラムの第2ラウンドの実施を発表した。同プログラムは、2006年以前の旧型ディーゼルエンジンを搭載した公立および私立学校のスクールバスの買い替えを支援するもので、今回は、30州の76スクールバス運営者が保有する210台に300万ドル以上が助成される。EPAは、ディーゼルエンジンの排気を90%以上浄化することを義務付ける基準を導入しているが、基準前の旧型エンジン搭載車両は今も多く運行されており、ぜんそくや肺障害等の深刻な健康問題に関連する窒素酸化物や粒子状物質などの汚染物質を大量に放出している。EPAでは2008年以降、ディーゼル排出削減法(DERA)によって600件以上のクリーンディーゼル・プロジェクトに資金を提供し、6万台以上の排出削減を達成した。アメリカでは、多くの子供たちが安全に登校できるようスクールバスを利用しており、EPAでは、支援金プログラムによって子供たちの安全を確保するともに地域社会の健康向上にも貢献するとしている。【アメリカ環境保護庁】