アメリカ海洋大気庁、国民の気候対応力を強化するための連邦情報ウェブサイトを公開

　アメリカ海洋大気庁（NOAA）は、州や自治体が気候変動に関わるリスクや機会を理解し、その対応力強化へ適切な意思決定をできるようにするため、連邦政府が持つ情報やツールを使いやすくまとめたウェブサイト「気候レジリエンス・ツールキット」を公開した。大統領の「気候変動への準備とレジリエンスのための州、自治体、部族のリーダーによるタスクフォース」が、今後の気候変化に備える計画策定に役立つ気候情報とツールを求めており、その求めに応じ開発された。利用者は自治体、企業、資源管理者、計画立案者、政府のあらゆるレベルの政策リーダー、関心のある市民を想定している。今回公開されたツールキットは第一段階で、沿岸洪水リスクと食料をテーマとして取り上げている。今後数か月間で、水、生態系、輸送、健康といった分野を追加し更新していくという。【アメリカ海洋大気庁】