アメリカ環境保護庁、アーカンソー州に州水質浄化回転融資基金から916万5000ドルを助成

　アメリカ環境保護庁（EPA）は、アーカンソー州自然資源委員会（ANRC）に、州内の排水処理施設や廃水収集システムの改善などのプロジェクト資金として、州水質浄化回転融資基金（CWSRF）から916万5000ドルを提供した。
　CWSRFは、自治体や公的な水道管理体を対象とした、柔軟な低利貸付プログラムである。過去25年間、水質保護に関してアメリカ最大の資金源となっており、地域の水質向上、水生生物の保護、飲料水源の保護と修復、レクリエーションの場としての水域保全等、水質浄化法の目標達成を目指す取組に役立ってきた。最近は、廃水処理、非特定汚染源（地表流出水など）対策、流域・河口管理も含め、年間50億ドルを提供している。水質浄化法は、飲料水をはじめ人間社会に様々な利益をもたらしている河川や湖沼、湾、湿地、沿岸水域の保護を目的に、1972年に制定された。【アメリカ環境保護庁】