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環境ニュース[海外]

EPA 地下貯蔵タンクによる石油汚染の浄化プロジェクトを支援

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2002.07.11 【情報源】アメリカ/2002.07.01 発表

 7月1日、リンダ・フィッシャーEPA副長官は、地下貯蔵タンクからの漏出による汚染地を浄化するため、総額380万ドル(4億7500万円)の補助金を交付する、26州等のパイロットプロジェクト40件を公表した。
 これらのパイロットプロジェクトは、USTフィールドと呼ばれ、地下貯蔵タンクから漏出した石油によって汚染された、放棄されたまたはあまり利用されていない産業用地・商業用地を対象としている。アメリカには、45万のブラウンフィールドがあると見積もられているが、そのうち約半分が地下貯蔵タンクによって汚染され、または、石油によって汚染されている。
 補助金は、石油汚染地の影響評価、浄化、そして最終的には再活用として、連邦、州、地方、民間等が協働して、何ができるか実証するために交付される。プロジェクトごとの最高額は10万ドル(1250万円)。
 なお、今年はじめ、ブッシュ大統領は、放棄された石油貯蔵タンクを含む、古い産業用地の浄化および再開発を奨励する超党派的な立法にサインした。この新法は、環境を浄化し、雇用を創出し、不必要な訴訟から小規模企業を守るものである。さらに、大統領は2003年度予算で、EPAを通じた資金額を2002年度の倍にするよう要請している(9800万ドルから2億ドルへ)。【EPA】

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