一般財団法人環境イノベーション情報機構
オランダ、国土と水質を守る先進的水管理プロジェクト35件の概要を発表
【水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2014.04.09 【情報源】オランダ/2014.03.26 発表
オランダ社会基盤・環境省は、「世界水の日」にちなみ、オランダの先進的な水管理プロジェクト35件を記載した小冊子「オランダの水イノベーション」を、運輸・公共事業・水管理省(Rijkswaterstaat)及び水管理局協会と共同で発行すると発表した。掲載されるプロジェクトには、河川の空間拡張、3Dの洪水氾濫シミュレーション、気候耐性都市(climate-proof city)に向けた水広場建設、生物学的汚水処理技術(Nereda)などがあり、オランダへの訪問者増加や国内外での新たな知見獲得につながるものと期待されるという。シュルツ・ファンハーゲン社会基盤・環境大臣は、水の安全性、水質保持、食料安全保障など世界規模の問題に対応するには革新的解決策が必要だとし、これらのプロジェクトを開始することで、「デルタプログラム」等の投資プログラムを水管理局と協力して効率的に実施したいと考えている。また、プロジェクトに必要な先進技術を提供できる企業の参加を意図し、入札が実施されている。水管理局も自治体や飲料水会社等と共同で、省エネ等に対する技術革新への投資を行っており、これにより、2020年までに4億5000万ユーロのコスト削減を目指しているという。【オランダ社会基盤・環境省】