一般財団法人環境イノベーション情報機構
オランダ、内陸水路の活用可能性を調査
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.03.04 【情報源】オランダ/2014.02.19 発表
オランダ社会基盤・環境省は、「内陸水路のダイナミック交通管理」(IDVV)プログラムが内陸水路の活用推進に関する調査結果をまとめ、シュルツ・ファンハーゲン社会基盤・環境大臣に提出したと発表した。IDVVは、オランダの内陸水路の活用を目的に、管理当局、研究機関、内陸航行支援機関、輸送業者、港湾・ターミナル等が進める官民のプログラム。今後、より多くの商品を、確実で持続可能な方法で迅速に輸送するため、輸送システムにおける内陸水路の比重は高まると見込まれる。今回の調査では、水路による商品の輸送に関する知見を増やし、物流チェーンによる内陸水路の利用を促す方策を、市場の関係者とともに検討した。調査の結果、オランダの内陸水路網の状況と、これを物流で活用するための課題が明確になったという。シュルツ・ファンハーゲン大臣は、内陸水路の活用促進は、大型トラックによる陸上輸送の削減につながり、利用しやすさも改善することから「持続可能性や価格といった内陸水路の強みをより活かしたい」と述べた。【オランダ社会基盤・環境省】