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環境ニュース[海外]

ドイツ 2013年の大気質測定結果を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2014.02.28 【情報源】ドイツ/2014.02.16 発表

 ドイツ連邦環境庁は、ドイツ国内各地の測定地における大気質測定結果の中間報告を公表した。これによると、二酸化窒素の汚染状況は、前年と比較し変化なく高いことが示されている。都市内の交通要所の近くの測定地半数以上では、大気1立方メートルあたりの年間平均の二酸化窒素値は、年間許容平均値40ミクログラムを上回っている。また、複数の測定地で粒子状物質の上限値を超過している。過去の測定結果と比較すると2013年の汚染状況は低かったが、危険な状況は脱していないが明らかとなっている。WHOは、PM10以下の粒子状物質年間平均値の上限値を1立法メートルあたり20ミクログラムにすることを求めているが、2013年はドイツ国内の51%の測定値でこの数値を超過していた。ホルツマン副長官は、「連邦環境庁の計算では、粒子状物質の汚染により年間4万7000人が死亡している。我々は、WHOの学術的提言をもとにEUが現行の上限値を厳格化することを求める」とコメントした。さらに、重要な大気汚染物質である地上オゾンについては、これまでの大気保全政策が功をなし減少しているものの、健康保護の観点ではその負担はまだ高いとしている。【ドイツ連邦環境庁】

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