一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ エコラベルに環境に配慮した交通商品と廃プラスチックを利用した繊維製品が追加
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2013.12.25 【情報源】ドイツ/2013.12.10 発表
ドイツ連邦環境省は、エコラベル「ブルーエンジェル」の授与対象として、環境に配慮した交通商品と廃プラスチックを利用した繊維製品を追加し、エコラベル審査委員会がそれぞれの授与基準を承認したことを公表した。ドイツ国内のCO2排出量の約20%を運輸部門が占めており、環境・健康保護や都市計画における考慮から、自家用車の利用を削減する商品が必要とされている。多様な交通サービスを連携させるモビリティカードといったマルチモーダルな交通サービスに対し、エコラベルを授与することにより、CO2やNOx、粒子状物質などの排出削減、騒音や資源消費、駐車場の需要といった悪影響の削減により、環境や健康への負担軽減が期待される。また、廃プラスチックの素材としての再利用は、他の再利用方法と比較して環境的に優れていることから、廃プラスチック素材の利用率が高く、生産時に優れた環境基準を満たし、環境や健康に有害な化学物質を使用していない繊維製品がエコラベル授与対象となる。【ドイツ連邦環境庁】