一般財団法人環境イノベーション情報機構
オランダ、航空機燃料のバイオケロシンの使用拡大へ
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2013.11.28 【情報源】オランダ/2013.11.15 発表
オランダ社会基盤・環境省のマンスフェルト環境担当副大臣は、国内のトップレベルの研究者・革新的企業家が集い現在の社会問題に取り組む第5回イノベーション・リレーで、カンプ経済大臣や多数の企業のCEOらと、持続可能なバイオケロシン(航空機用バイオ燃料)の使用拡大に関する合意書に署名した。近年、バイオケロシンによる航空機の運航が安全かつ持続可能であることが実証されている。航空産業の拡大とともにCO2排出量が増加するなか、バイオケロシンを使用すれば、CO2排出量を80%削減でき、同国の化石燃料依存度も軽減するという。マンスフェルト副大臣は、持続可能なバイオケロシンの使用拡大を、航空産業の維持に必要な大きな打開策とみている。
副大臣はまた、今回のイノベーション・リレーで、プラスチックの廃棄物削減・リサイクルについて60を超す関係者と合意に達したほか、経済大臣と7件のグリーン・ディールに署名した。このグリーン・ディールでは、できるだけ原料を効率的に使用し廃棄物を出さない循環経済への移行を促すという。【オランダ社会基盤・環境省】