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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、エネルギー効率に関する初の市場報告書を発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.10.30 【情報源】その他/2013.10.16 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、エネルギー効率の向上に関わる製品とサービスの市場の状況をまとめた報告書を初めて刊行した。IEAによると、世界のエネルギー効率関連市場への投資額は3000億ドルまで拡大し(2011年)、再生可能エネルギー化石燃料による発電に並ぶ規模となった。IEA加盟国のうち11カ国について、これまでのエネルギー効率化対策がなかった場合のエネルギー消費量を試算すると、現状の使用量の3分の2ほど上乗せされるという。こうしたことから、IEAは、エネルギー効率を一つの主要エネルギー源と位置付け、これまで刊行している石油、ガス、再生可能エネルギーの各市場報告書に加えたもの。
 報告書によると、エネルギー効率市場拡大の要因は、効果的な政策(エネルギー基準、表示、評価や資金調達へのアクセス、供給側の義務等)と、エネルギー価格水準の高さ(特に石油価格)にある。一方、効率化を妨げている要因もあり、エネルギー市場における価格付けが行われていないことや、補助金、処理コスト、情報不足などを指摘。エネルギー効率の市場のさらなる成長には、重点を絞ったエネルギー効率政策が、今後も大きな役割を果たすとしている。【国際エネルギー機関

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