デンマーク、電気自動車充電ステーション整備加速のため入札へ

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.09.19 【情報源】デンマーク／2013.09.04 発表

　デンマークのリデゴー気候・エネルギー・建物大臣とデュア運輸大臣は、自動車インフラ効率化への行動計画を承認した。行動計画には、全国の自動車道路の電気自動車充電ステーションの入札準備への提案も含まれており、両大臣は電気自動車普及への取組の一環としてこれを承認した。
　提案された入札は自動車道路サービスエリアでの充電ステーションへの数を、需要に合わせて増やすためのもので、実施されれば充電できる場所が大幅に増加するとみられる。計画では、充電ステーション事業者は道路局管轄のサービスエリアに充電ステーションを設置するが、これに対する料金は初期段階では求められない。これは、こうした設定の採算性がとれるようになるまでの措置だという。
　今回承認された、自動車道路インフラ効率化への行動計画は、電気をはじめ、天然ガス、水素など、様々な種類の代替燃料を使う車両の通行が可能な自動車道路インフラへの道筋を示したもので、運輸省の道路局と交通庁、気候・エネルギー・建物省のエネルギー庁が共同で作成した。リデゴー大臣は、「デンマークは長期目標として、2050年までに化石燃料の使用をゼロにすることを目指している。代替燃料が使えるサービスエリアの準備を始めなければならない」と述べた。【デンマーク気候・エネルギー・建物省】