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環境ニュース[海外]

世界資源研究所、干ばつ・土壌劣化など気候変動に適応し食糧を増産するブルキナファソの農法を紹介

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2013.08.28 【情報源】その他/2013.08.15 発表

 世界資源研究所(WRI)は、食糧安全保障や気候変動への適応についての2013年5月のワークショップに基づき、干ばつ・土壌劣化などの気候変動の影響に適応して食糧増産に成功しているブルキナファソの農法を紹介した。ブルキナファソでは、多数の小規模農家は土壌劣化や干ばつに見舞われた土地で農業を営む。その経験から、やせた土地に播種用の小さな穴を掘って有機物(堆肥など)を詰めてから作物の種をまく、表流水や土壌の流失を減らすために等高線に沿って石で堤を築く等の方法で農業を営み、実績を挙げているという。1980年代半ば以降、このようにして農民が再生した農地は20〜30万ヘクタール、穀物収量は8〜12万トン増えたとみられる。また、堆肥に含まれていた木々の種の成長による農地の再緑地化、土壌の肥沃化、地下水位の上昇等のメリットもある。ブルキナファソでは、今後、農民らと政府、研究機関、NGOなどが協力して農民の努力の成果が報われるよう法制度を整備し、このような農法の規模拡大を推進するアグロフォレストリー戦略を策定・実施するという。【世界資源研究所

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