一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 内閣が連邦廃棄物発生抑制プログラムを承認
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2013.08.14 【情報源】ドイツ/2013.07.31 発表
ドイツ連邦環境省は、連邦内閣が連邦廃棄物発生抑制プログラムを承認したことを公表した。プログラムは、州政府の参加のもと作成されたもので、循環経済・廃棄物法に定められている廃棄物処理の優先順位において最も高い順位に位置する廃棄物発生抑制について、具体的な対策を提言するものである。プログラムでは、製品のライフサイクルにおける製造、製品の形態、取引、使用といったそれぞれの段階において実行可能な複数の廃棄物発生抑制対策を、廃棄物抑制の可能性や環境上の影響の他に、経済、社会、法律における基準を考慮した上で分析している。提言された対策は、これら全ての基準を考慮した上で効果的なものばかりであり、例えば、情報提供や普及啓発、研究開発、EUエコデザイン指令に基づく廃棄物発生抑制基準の実行、製品の再利用や複数の利用や修理センターに対する財政・運営支援、カーシェアリングに代表されるコンセプト「使用の代わりに利用」の促進などとなっている。連邦政府は、今回のプログラム承認と同時に、州政府、自治体、関係組織と廃棄物発生抑制を促進するために対話も開始することを公表した。【ドイツ連邦環境省】