イギリス、ロンドンオリンピックの経験を活かす「建設事業のための持続可能な調達ガイド」を公表
イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、2012年に開催されたロンドンオリンピックでの経験を基に、「建設事業のための持続可能な調達ガイド」を作成・公表した。たとえば、資源の効率的な利用を目指して建設されたオリンピックの競輪場では、ケーブルネット状の屋根の設計だけでもスチールの使用量が1000トン減り、150万ポンドのコスト削減に加え、27%超の炭素削減につながったという。今回の調達ガイドは、これらオリンピックの会場建設で得られた知見を新たな事業に応用できるようにしたもので、長期的な社会的・環境的・経済的利益とともに効率性を実際に達成するための指針と、これらの目的を達成するために考えられうる実用的ツールが掲載されている。具体的には、持続可能な建築物及びインフラの調達に関する重要なポイントや、競輪場及び低炭素型コンクリートに関する事例研究などが含まれている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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