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環境ニュース[海外]

ドイツ連邦農業省・環境省 農業用肥料に関する共同計画を発表

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2002.06.13 【情報源】ドイツ/2002.06.03 発表

 ドイツ連邦農業大臣キュナスト氏と連邦環境大臣トリッティン氏は、6月3日、環境に負荷の少ない肥料使用を進める共同計画「高品質・高収穫」を発表した。
 「安全な肥料の利用しか認めないことにより、農地における有害物質の蓄積をなくすことは、両省の共通の目標となる。安全な土壌によって、健康的な食料が生産される。これは、農業者と消費者、両者にとって利益のあることである」とトリッティン氏は述べた。
 この計画では、有機的な肥料並びに沈殿汚泥、生ごみ、豚と牛の糞尿の混合物である水肥に含まれる重金属含有量に新しく制限値を設けることが提案されている。
 沈殿汚泥に対する制限は、追加的なものである。また生ごみには、ベンツビレン(発がん性物質)に対する新しい制限値の導入を予定している。また、水肥に対して、拘束力のある重金属含有量の基準が提案されたのは初めてである。それぞれの制限値は、土壌令と汚染廃棄物令に基づき定められる。
 地方自治体では、年間約230万トンの沈殿汚泥(乾燥物質)を排出している。そのうち、約40%が、農業起源である。
 この計画は、昨年6月にポツダムで開催された環境大臣・農業大臣共同会議において採決された、未来ある農業・消費者政策に関する文書に基づいて、策定されている。また計画に関する討論を来月行うこととなっている。そして、計画の実現までに、5年の年月をかけて調整していく。【ドイツ連邦環境省】

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