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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、都市の輸送システムのエネルギー効率向上への政策を提言

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.07.24 【情報源】その他/2013.07.10 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、都市の輸送システムのエネルギー効率を向上させるための政策提言をまとめ、報告書「A Tale of Renewed Cities」として発表した。この報告書は、世界30以上の都市の事例に基づき、都市輸送システムの改善を通じた都市改革への政策形成・実施の具体的道筋を示したもの。それによると、都市計画と交通需要管理の向上を通じ輸送効率を改善すれば、車両・燃料・輸送インフラにかかる費用を2050年までに最大70兆ドル削減でき、加えて温室効果ガスを削減し生活の質も向上する。提案される政策は、1) 交通手段の使用を回避する、2) 交通手段を、最も効率的な方法に変更する、3) 車両と燃料の技術の効率を向上させる、の3つに大別されている。ベオグラード、ソウル、ニューヨークの3都市の事例研究では、具体的な改善手法が示されている。
 2050年までに、都市の人口は約63億人に達し、輸送が消費するエネルギーも倍増すると予想されるなか、マリア・ファン・デル・フーフェンIEA事務局長は、「各国政府は個別技術や選挙サイクルにとらわれず、輸送システム全体を長期的視野で見渡すことが必要」だとしている。
 この報告書は、欧州復興開発銀行の支援のもとに作成された。【国際エネルギー機関

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