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環境ニュース[海外]

遺伝子組換に関する公開議論

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2002.06.12 【情報源】イギリス/2002.05.31 発表

 イギリス政府は、遺伝子組換作物など、遺伝子組換全般にわたる国民的議論を促すよう勧告する農業環境バイオテクノロジー委員会(AEBC)の報告(4月26日)を歓迎。ベケット環境大臣は、徹底した議論が必要だという認識を示した。イギリス政府は、遺伝子組換作物の商業化について決定を迫られている。
 同氏は遺伝子組換について、経済的、科学的側面を評価する作業を平行して行うよう要請したことを明らかにした。具体的には、経済面については、イギリス政府内閣府のパフォーマンス・イノベーション部(Performance and Innovation Unit)も参加し、遺伝子組換作物のコスト・ベネフィットが議論される予定。アセスメントでは、遺伝子組換作物が、慣行農業や有機農業に及ぼす影響も十分に考慮する。一方で、例えば食糧増産の必要がある途上国でのポテンシャルなども議論となる。科学面については、政府主席科学顧問官であるデビット・キング教授とイギリス環境・食糧・地方事業省の主席科学顧問官であるハワド・ダルトン教授が食品基準庁(Food Standards Agency)と共同で、専門科学者の助言や証拠を踏まえて評価に
あたる。遺伝子組換作物・食品の環境や人体に対するリスクが存在するのかどうかという国民の懸念に対応し、遺伝子組換に関する現時点での知見についても評価する。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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