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環境ニュース[海外]

アメリカエネルギー省、次世代バイオ燃料プロジェクトに1300万ドルを助成

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2013.07.17 【情報源】アメリカ/2013.07.01 発表

 アメリカエネルギー省(DOE)は、次世代バイオ燃料の研究開発プロジェクト4件に、合計1300万ドルを投資すると発表した。オバマ大統領が最近発表した炭素汚染削減プランに沿って、コスト削減と性能向上、さらに有効な非食用原料と変換技術の特定を加速して早期市場化を目指す。
 アメリカでは、石油消費量全体の3分の2、温室効果ガス排出量の3分の1が輸送に由来する。非食用原料や廃棄物藻類などからつくる炭化水素ベースのバイオ燃料は、そのままガソリン等の化石燃料に置き換えることができ、既存のガソリンタンクや精油施設などインフラを大きく変更する必要もない。DOEは、今後費用対効果が高く、既存のインフラにそのまま使えるクリーンで再生可能なバイオ燃料を、2017年までにガロン3ドルで生産できることを目標に開発を加速するとしている。
 今回発表されたプロジェクトは、コストを削減しつつ、燃料に転換する炭素と水素を最大量、バイオマスから取り出す方法、バイオ油から酸素など非燃料成分を分離するプロセス改良などの研究開発を行うもので、オークリッジ国立研究所、オクラホマ大学、Carametec社、Virent社が実施する。【アメリカエネルギー省】

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