一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU 2011年は多くの大気汚染物質が排出上限値を下回る結果に
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2013.07.12 【情報源】EU/2013.06.26 発表
欧州環境庁は、「長距離越境大気汚染条約に基づくEU排出インベントリ年次報告書1990−2011」を公表した。これによると、2011年は、窒素酸化物(NOx)を除く多くの大気汚染物質が排出量上限値を下回ったことが示されている。また、三大汚染物質であるアンモニア(NH3)、非メタン揮発性有機化合物(NMVOC)、粒子状物質(PM2.5)の2011年の排出量は、2020年の目標値に非常に近づいているという。排出削減の要因として、発電における固形・液体燃料から天然ガス燃料へのシフト、自動車からの排ガスに対する法的制限の導入、複数の液体燃料における硫黄含有量の削減、古い産業施設の閉鎖などが挙げられている。【欧州環境庁】