一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 連邦内閣が土壌保全報告書を承認、土壌の汚染状況は改善
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2013.06.28 【情報源】ドイツ/2013.06.12 発表
ドイツ連邦内閣は、第3回土壌保全報告書を承認した。報告書では、有害物質による土壌汚染の削減は大幅に進展したものの、水や風、堅密化や腐葉土の減少による浸食を阻止することが現在の最大の問題だとしている。さらに、この問題への対策なしでは、土壌が生態系におけるその役割を十分に果たすことができない事態が起こりうるという。ここ数年、土壌保全では、人間・環境への危険を制限することを目的に、有害物質による土壌負担への対策に重点が置かれてきた。この点については、連邦土壌保全法と連邦土壌保全政令が施行されて以降(1998年・1999年)、大幅な改善が実現している。土壌保全報告書は、2000年、ドイツ連邦議会が土壌保全の進展状況の議会任期ごとの報告を求める決定に基づくもので、今回の報告書は、2002年と2009年に続き3回目となる。【ドイツ連邦環境省】