一般財団法人環境イノベーション情報機構
ポスト2015年開発アジェンダに関するハイレベル・パネル、貧困の終焉と持続可能な開発のための課題を提示
【エコビジネス 環境報告書】 【掲載日】2013.06.14 【情報源】国連/2013.05.31 発表
ポスト2015年開発アジェンダ(ミレニアム開発目標=MDGsの達成期限である2015年以降の開発アジェンダ)を検討するハイレベル・パネルは、2030年までに極度の貧困を完全に終わらせ、持続可能な開発を実現させるとする世界的課題を示した報告書を発表した。同報告書は、すべての人々に希望と役割を与える、新たなグローバル・パートナーシップへの結集を世界に呼びかけ、ポスト2015年の目標で目指すべき課題として、1)極度の貧困の終焉、2)持続可能な開発を軸とする速やかな行動、3)雇用とすべての人々が恩恵を受ける成長への経済変革、4)平和と健全なガバナンスの構築、5)平等な人間としての共通認識に基づく新たなグローバル・パートナーシップの構築、の5つを挙げた。報告書は、MDGsの歴史的経緯を踏まえ、また、5000人を超す121ヶ国の市民団体の代表らとの対話も考慮して作成されており、アジェンダ策定に係る国連の協議資料として事務総長に提出された。さらに、2013年9月には、事務総長が自らのビジョンを加盟国に提示する予定である。【国連環境計画】