一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス、廃棄物・リサイクル産業の成長と投資を促進
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2013.06.05 【情報源】イギリス/2013.05.22 発表
イギリスの廃棄物・リサイクル産業の成長と投資について議論する初のサミット会合が、2013年5月22日、イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)により開催され、投資家、銀行、アセット・ファイナンス業者、起業家などが参加した。イギリスでは、廃棄物・リサイクル産業が年間120億ポンドと10万人の雇用を生み出しており、今後は年3%のペースで成長すると見込まれている。リサイクルされる資源量も、2000〜2010年の間に倍増したが、その一方で、毎年約50億ポンドに相当する資源が、リサイクル処理のために海外へ送られており、今後、この成長産業を支える力をイギリスが持つことが重要だという。サミットでは、これに対する投資のあり方を検討した。
イギリスで長年企業とともに廃棄物管理に取り組む「廃棄物・資源行動プログラム」(WRAP)の代表はサミットに参加し、「資源効率を高めることは、イギリスの企業にとって実質的な成長への機会」と述べ、リサイクルの課題や解決策を議論するこうした機会を歓迎した。【イギリス環境・食糧・農村地域省】