一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、夏のスモッグ発生に備え大気質警告メールサービスを提供
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2013.05.15 【情報源】アメリカ/2013.05.01 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、大気質予報を毎日提供しているニューイングランド地方各州の機関と協力し、この地方に対する「大気質警告」システムを設置している。これは、大気中に高濃度の地表オゾンまたは粒子状物質が予想される場合に、電子メールで情報を受け取れるサービスで、登録すれば無料で利用できる。地表オゾンや粒子状物質による汚染(スモッグ)は、気温が上がる夏に多く発生する。スモッグ発生地域の住民は誰もが影響を受けるが、特に屋外で活動する人々や呼吸器系疾患(喘息など)を持つ人々などは影響を受けやすいため、EPAは夏に向けリスクが高まることを認識するよう注意を促している。警告が発せられたら、屋外での激しい運動を控える一方、汚染物質の排出を減らすため、公共交通機関の利用や電力使用の抑制、小型ガソリンエンジン機器(芝刈り機など)の使用中止などの協力が求められる。【アメリカ環境保護庁】