一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EPA ブラウンフィールド再生のため 80コミュニティに補助

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2002.05.30 【情報源】アメリカ/2002.05.20 発表

 5月20日、EPAのホイットマン長官は、ブラウンフィールドの汚染を評価するため、80のコミュニティに対し、1,460万ドル(18億5000万円)に及ぶ補助金を支出すると発表した。
 EPAブラウンフィールド・プログラムは、開始以来、ブラウンフィールドの汚染アセスメント、浄化及び再開発を促進するため、パイロット・プログラムや補助金として、2億8,000万ドル(350億円)を拠出してきた。
 5月20日に交付された補助金は、EPAブラウンフィールド・アセスメント実証パイロットプログラムに基づくもの。新たなアセスメント実証パイロット事業のため、38のコミュニティに総額795万ドル(約9億9000万円)の補助金が交付された。さらに、既存のプログラムを継続、または拡大するため、42のコミュニティが、総額665万ドル(8億3000万円)の追加資金を受け取った。
 州や市は、ブラウンフィールド・プログラムに関する連邦資金を民間投資の呼び水として活用してきたが、連邦資金1ドル(125円)について、2ドル48セント(310円)の民間投資が生み出されたという。EPAブラウンフィールド・プログラムは、これまでに、総額40億ドル(5,000億ドル)以上に及ぶ公共・民間投資の呼び水となってきた。また、ブラウンフィールドの再開発は緑地を救うことにもつながる。ブラウンフィールド1エーカーの再開発により、約4.5エーカーの緑地が守られることになる。
 なお、ブッシュ大統領は、今年はじめ、ブラウンフィールドの浄化・再開発を促進する超党派的な立法にサインした。さらに、大統領の2003年度予算は、州やコミュニティがブラウンフィールドを浄化・再生するのに役立つよう、基金の金額を2002年度の2倍に当たる、2億ドル(250億ドル)に増額するよう求めている。【EPA】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク