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環境ニュース[海外]

国連環境計画、炭素排出と健康リスクを減らすオフグリッド照明を推進

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2013.03.04 【情報源】国連/2013.02.20 発表

 国連環境計画(UNEP)は、オフグリッド(送電網に接続しない)でエネルギー効率の高い照明の普及促進のため、GOGLA(グローバルオフグリッド照明協会)との新たな戦略的パートナーシップを開始すると発表した。GOGLAは、燃料を用いる照明から、クリーンで高品質の照明システムへの切替を推進する独立・非営利の業界団体。このパートナーシップにより、送電インフラのない地域での持続可能な照明の普及に向けた政策の実現が期待されるという。またUNEPは、西アフリカ諸国にオフグリッド照明を普及させる新たな取組も、ドイツ政府と協力して開始した。
 UNEPが実施した「国別照明評価」によると、現在、電気照明を利用できない人口は、世界全体で13億人。照明用の灯油ランプやロウソク、懐中電灯は、エネルギー消費や気候への影響に加え、屋内空気汚染による健康リスクも懸念されている。これらによる経済負担も大きく、照明用の灯油に年間230億ドル、ロウソクは70億ドル、懐中電灯用の電池には25億ドルが費やされる。これを太陽光エネルギーによる照明に代える利点は大きく、「国別照明評価」のケニヤの例では、燃料を用いた照明をすべて太陽光によるLED照明に切り替えれば、燃料費の節約分が大きいため切替のコストは7カ月のうちに回収されるという。【国連環境計画

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