イギリス、建設中の商業原子力発電を規制する新規則を提出

【エネルギー 原子力】 【掲載日】2013.02.21 【情報源】イギリス／2013.02.07 発表

　イギリスのエネルギー・気候変動省は2013年2月7日、商業用原子力施設の建設現場における安全を確保するための新たな規則を議会に提出したと発表した。この新規則は、2003年の原子力産業安全保障規則（2006年に修正）で定められた安全保障の規則の対象範囲を拡大するもので、2013年2月28日に施行される。
　2003年の原子力産業安全保障規則により、稼働中の商業用原子力施設は、規制担当部門である原子力規制庁が承認した安全措置を設けることが義務付けられている。しかしイギリスで新規の原子力発電所が建設されていない時点で設けられた同規則は、既存施設だけを対象としていることから、建設中の新規施設も対象範囲に含めるために新たな規則が必要とされていた。
　新規則を導入する際に企業や公共部門に及ぼすコストや利点などの影響を検討する政府影響評価も作成されており、公開されている。【イギリスエネルギー・気候変動省】