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環境ニュース[海外]

カナダ政府 国境水域条約法修正案を提出

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】カナダ/2001.02.05 発表

 マンリー外務大臣は5日、国境水域条約法(the International Boundary Waters Treaty Act:IBWTA)について修正案を再提出した。これは五大湖を含むカナダ国境付近の河川湖沼等からの大規模取水を禁じるのが主な目的。今回の取水制限は原則として五大湖およびセントローレンス川、ウッズ湖(いずれもオンタリオ州)、クロワ川(ニューブランズウイッグ州)などに適用される。また、取水制限とは別にダムや障害物などの事業許認可制度の導入も規定されている。
 アンダーソン環境大臣は「周辺の生態系やコミュニティは安定した水資源の供給に依拠している」として、これら淡水域の水資源保全の重要性を説明した。
 今回のIBWTA修正案の再提出は、1999年2月に公表された3段階の大規模取水制限政策の最終段階となるもの。昨年カナダ・米国の提案により国際共同委員会(IJC)が実施した調査の結果、五大湖の生態系を総合的に保全していくことが重要と報告されたことも受けた内容となっている。
 カナダと米国との国境域には300以上の河川湖沼がまたがっており、国境水域条約法は1911年成立。同法は、1909米加国境水域条約を実施するもので、これらの河川湖沼の保全に関する原則と手続を定めている。詳細については担当者まで電話で。(613) 995-1851【カナダ連邦環境省】

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