EURO5規格適合クリーンディーゼルバスの環境性能はCNGバスに及ばず、韓国が試験結果を報告
韓国環境部(ME)は、ディーゼルバスとCNG(圧縮天然ガス)バスの環境性能と経済性を分析してCNGバス普及の実現可能性調査を行い、産業界が推すEURO5規格適合のクリーンディーゼルバスの環境性能はCNGバスを大きく下回るとの結果を発表した。この調査ではEURO5規格適合のクリーンディーゼルバスとCNGバスの排気ガスを計測。その結果、ソウル市内を走るバスの平均速度(19.8km/時)と同等のモード(NIER-06)における1km当たりの汚染物質排出量はCO、NOx、PM、CO2等、ほとんどの項目でCNGバスの方が優れていた。またCNGバスには、普及政策をとることで大きな経済性も見込まれるという。一方、EURO5規格のディーゼルバスが環境に優しい公共交通となるには、PMとNOxの削減技術の開発・応用が必要だとしている。韓国環境部は2014年に市場に出るEURO6規格適合のディーゼルバスについて、環境性能を改めて評価する計画である。【韓国環境部】
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