一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国、2011年土壌汚染調査で警戒値超過は2470ヵ所中43ヵ所(1.7%)と発表
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2012.11.20 【情報源】その他/2012.11.06 発表
韓国環境部は2012年11月6日、16の市や道(地方行政区域)における2011年土壌汚染調査結果を発表した。調査対象となった2470ヵ所のうち、43ヵ所(1.7%)は土壌汚染の警戒値を超え、その内13ヵ所は対策基準値も超過して迅速な土壌浄化が必要であると判明した。調査で明らかになった汚染源は、廃棄物の集積所や埋立・焼却処分場、金属鉱山、輸送施設や工場などで、汚染物質は全石油系炭化水素(TPH)、ヒ素、亜鉛、銅、鉛などであった。ソウル冠岳区のガソリンスタンドにある輸送施設では、キシレンの検出値が194.701 mg/kgで警戒値の13倍、対策基準値(45 mg/kg)の約4.3倍に達し、京畿道軍浦市の工場では銅の検出値が15,349 mg/kgで警戒値(2000 mg/kg)の約7.7倍、対策基準値(6000 mg/kg)の2.6倍に達した。環境部は、今回汚染度の高かった43ヵ所をさらに詳しく土壌調査し、各自治体等に要請して土壌浄化を進める方針。【韓国環境部】