一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、2012年「スマートウェイ」で運輸各社を表彰
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.22 【情報源】アメリカ/2012.10.09 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、輸送の効率化と二酸化炭素など有害物質の排出削減での功績により、運輸関連40社に「スマートウェイ優秀賞」を授与した。EPAによると、受賞各社は、技術革新によって運輸部門の排出量削減に顕著な実績を上げており、エネルギー消費・炭素排出量・コストを削減しながら輸送量と輸送距離を伸ばすことは可能だという手本を示したという。また、EPAのスマートウェイ戦略やツールを活用している。スマートウェイは、運輸部門の環境パフォーマンス向上のため、2004年にEPAが開始したプログラムである。発足以降、パートナー各社で65億ドル分の燃料を削減し、さらにアメリカの石油輸入を5500万バレル削減して輸入エネルギーへの依存脱却に貢献した。スマートウェイでは最近、輸送業務のエネルギー・環境効率を追跡できるよう報告ツールを追加するアップグレードを行った。これにより、輸送会社の燃料消費量や汚染物質排出量の削減能力が強化されたことに加え、荷受人や物流パートナーも、その輸送会社と輸送方法の選択を最適化することが可能になったという。
2012年スマートウェイ優秀賞の表彰は、アメリカトラック運送協会(ATA)の年次会議・展示会およびサプライチェーン・マネジメント専門家協会の年次大会に合わせ実施された。【アメリカ環境保護庁】