ドイツ　環境技術アトラスを公表、ドイツ企業の躍進を予想

【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.09.24 【情報源】ドイツ／2012.09.10 発表

　ドイツ連邦環境省は、環境技術アトラス「GreenTech made in Germany 3.0」を公表した。これは、連邦環境省の委託によりRoland Berger社が、2007年版、2009年版に続いて作成したもので、環境技術及び資源効率化技術の世界市場は、2025年までに倍以上に増加すると分析しており、ドイツ企業は、この展開において際立った役割を果たすことが示されている。例えば、ドイツの国内総生産における環境技術の割合は、2011年には11％であったのが、2025年には20％以上に上昇。環境技術の売り上げは、2011年、世界全体で2兆440億ユーロであったのが、2025年には4兆4000億ユーロに達するという。その中で、ドイツ企業は、現在の世界市場での占有率15％を2025年まで維持することが可能であるとしている。また、環境技術の成長は、労働市場にもよい影響を与えており、2025年までに100万人の雇用が追加的に創出されるとしている。さらに、環境技術の重点分野として、「エネルギー効率」、「持続可能な水管理」、「環境に配慮したエネルギー、エネルギー貯蔵」、「持続可能なモビリティ」、「資源効率」、「循環経済」の6分野を挙げている。【ドイツ連邦環境省】