一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界資源研究所、国連人間居住計画と持続可能な都市のモビリティに関して協力覚書を締結
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2012.09.21 【情報源】その他/2012.09.06 発表
世界資源研究所(WRI)の持続可能な輸送センター(EMBARQ)と、国連人間居住計画(UN-HABITAT)は、持続可能な都市のモビリティに関する協力を強化する覚書に調印した。今後両者は、持続可能な都市作りをめざし、安全・低価格でクリーンな輸送の提供に向けて協力していく。この取組では特に貧困層や弱者層のニーズを重視し、輸送を都市利用計画に組み込む多様な方法を探っていく。覚書はイタリアで開催中の世界都市フォーラムにおいて調印された。この覚書で、両者は資金調達や能力育成、研究、国際行事への合同参加など、持続可能な都市のモビリティに関して協力する専門家のネットワーク構築にも合意した。覚書に基づく最初の取組として、2012年9月6日、両者が共同で作成した「クイックガイド:都市のモビリティに関するマルチステークホルダー・フォーラムの構築」が同フォーラムで発表された。これは都市のモビリティ向上に取り組む都市当局者向けの4段階式手引の第1弾である。EMBARQは2016年までに、200都市で持続可能なモビリティを都市開発に導入するという意欲的な目標を掲げている。【世界資源研究所】