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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、ハリケーン「アイザック」でルイジアナ州のガソリン規制を一時解除

大気環境 交通問題】 【掲載日】2012.09.13 【情報源】アメリカ/2012.08.29 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、ハリケーン「アイザック」のメキシコ湾岸通過に伴い、大気浄化法に基づき、ルイジアナ州に対してガソリンのリード蒸気圧(RVP)規制を一時的に解除した。この規制解除は同州知事の要請を受け、エネルギー省(DOE)との連携の下に行われたもの。
 通常EPAは、地表オゾンの原因となるガソリン蒸気を抑制し、オゾンによる健康被害を防ぐため、夏季の市販ガソリンのRVP(ガソリンの揮発性を示す)を規制している。しかし「アイザック」の影響でガソリン供給が逼迫しており、規制を遵守すればガソリン不足が生じる可能性があると判断した。この措置により、ルイジアナ州へのガソリン供給が正常化するまで、州内の供給量を確保できるようにする。ガソリンのRVPは、通常は7.8psi以下に規制されているが、今回はルイジアナ州の14郡(アセンション、イーストバトンルージュ、アイバービルなど)を対象にこの規制を10日間解除し、9.0psiのガソリン販売が許可されるという。EPAは引き続き「アイザック」に伴う燃料供給状態を積極的に監視しており、州の他の地域でRVP規制によりガソリン供給が逼迫した場合は迅速に対応するとしている。【アメリカ環境保護庁】

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