EU 殺生物剤規則が施行
欧州委員会は、殺生物剤(バイオサイド)規則が、7月17日に施行することを公表した。これにより、人間の健康と環境に対する保護が大幅に改善される。殺生物剤の特性には、人間、動物、環境に対するリスクも含むことから、これらを慎重に規制することが求められていた。殺生物剤規則は、これらの化学物質を安全に管理し、EU市場における認可を簡素化し、域内市場の流通を改善することを目的としている。製品認可や製品関連データやその共有に関する効率的な規定について定められており、さらに柔軟で統合的な実験が求められることから、動物実験の数が削減される。この規則により、産業界には、10年間で約27億ユーロの費用削減をもたらされると想定されている。さらに、申請提出や決定事項の報告、情報を広く一般に広めるためのITプラットフォーム(殺生物剤製品の登記簿)も構築される。殺生物剤を含む製品や物質も対象となるため、包括的な保護が達成できるとしている。同規則は、2013年9月1日以降、企業に対して適用される。【欧州委員会環境総局】
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