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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、2011年新規登録新車からのCO2排出量が前年比3.3%の削減を報告

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2012.07.04 【情報源】EU/2012.06.20 発表

 欧州環境庁は、2011年に欧州連合内で新規登録された1280万台の新車の1km走行時のCO2排出量は135.7グラムとなり、2010年比で3.3%減少(4.6グラム減少)したことを公表した。購買形態の変更、技術の進化、エンジンの効率化が、この減少の要因となっていると分析している。また、ディーゼル車とガソリン車の平均CO2排出量の差が縮まり、2011年は1km走行当たり3.2グラムとなり、さらに、2011年の新規登録車においてディーゼル車が占める割合は55.2%と、ディーゼル車の割合が多いことも影響の一つとして挙げている。EU域内では、CO2総排出量のうち道路交通を要因とする排出量は約5分の1を占めており、1990年から2010年にかけてその割合は23%増加している。輸送部門における温室効果ガス排出量を削減するために、自動車メーカーは、EU域内で販売する自動車の1キロメートル走行時のCO2排出量を2015年までに130グラム、2020年までに95グラムとする目標値を設定している。欧州環境庁は、昨年の報告書では、この目標達成は困難とする分析を公表していたが、今回の報告書では、自動車メーカーは、この目標値達成に向けて順調に進んでいることを報告している。【欧州環境庁】

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