一般財団法人環境イノベーション情報機構
短期寿命気候汚染物質(SLCP)への意識啓発のため、「気候と大気浄化のコアリション」が青少年向けコンテストを開催
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2012.06.25 【情報源】国連/2012.06.15 発表
「短期寿命気候汚染物質(SLCP)削減のための気候と大気浄化のコアリション」は、2012年6月15日、国連環境計画(UNEP)、世界銀行、各国政府の主導で、大気中の有害なSLCPを世界の開発課題の中心とするための青少年向けコンテストを、Rio+20のサイドイベントとして開催すると発表した。「コアリション」は、ブラックカーボン(すす)、メタン、HFCなどのSLCPを、緊急・共通の課題として削減していくための国際的取組。2012年2月に発足し、現在は14カ国が参加する。SLCPや「コアリション」への関心は高まっており、20兆USドルの資産を有する、気候変動に関する投資家グループも、石油・天然ガス産出国政府に人為的メタンの排出量削減を要求するなど歩調を合わせている。SLCPへの意識啓発コンテストに参加資格があるのは12〜25歳の青少年で、優勝者は「コアリション」の次回会合への訪問費用が全額支払われるほか、そのコンセプトを導入してもらえる。申し込み締め切りは2012年8月24日。【国連環境計画】