一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 環境問題専門委員会が「環境鑑定書2012年:制限された世界での責任」を提出
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2012.06.18 【情報源】ドイツ/2012.06.04 発表
ドイツ連邦環境省は、ドイツ環境問題専門委員会(SRU)が、「環境鑑定書2012年:制限された世界での責任」を提出したことを公表した。今回の鑑定書の重点は、「エコロジーにおける制限」であり、例えば、温室効果ガス排出や漁業における乱獲、土壌侵食など、「制限」を超えることは、環境、経済、社会に対して深刻な影響を与えかねないということを示唆している。これらの「制限」の遵守は、国レベル、ヨーロッパレベル、国際レベルにおける環境議論の中で優先性を持たなければならず、環境政策は、エコロジー的な課題を、戦略的、長期的、かつ目標を見据えた形で対処するべきだとしている。また、成長と資源消費の切り離すことは、産業立地ドイツとして、壮大なチャンスを伴う技術革新戦略であるとしている。ドイツ環境問題専門委員会は、連邦政府の独立した学術審議機関であり、4年毎の包括的な鑑定書の他に、個々のテーマに関する特別鑑定書や環境政策に関する立場表明やコメントの作成に取り組む。【ドイツ連邦環境省】