一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ連邦環境省 洋上風力発電の国際的な成長と実績に関する研究報告を発表
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2002.04.25 【情報源】ドイツ/2002.04.17 発表
ドイツ連邦環境省は、4月17日、国際社会における洋上風力発電の成長と実績に関する研究報告を発表した。現在、全世界における洋上風力発電は、80メガワットに達している。しかし、今年第1・四半期に新設された風力発電機は350基で、発電総量は480メガワットに上っており、これと比較すると、洋上風力発電はまだ始まったばかりといえる。
現在、洋上風力発電の先進国は、デンマーク、スウェーデン、オランダ、イギリスの4カ国である。ドイツ政府は、2030年までに洋上風力発電の割合を電力消費の15%にする目標を立てており、「再生可能エネルギー法」「洋上風力発電利用に関する政府戦略」により、洋上風力発電への投資条件が整えられつつある。既に、2001年11月にボックムに風力発電施設が建設され、さらに多数のプロジェクトが計画されている。
連邦環境大臣トリッティン氏は、「今後の洋上風力発電の発展は、北海、バルト海での利用が鍵となる」と語っている。【ドイツ連邦環境省】