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環境ニュース[海外]

石油からの揮発性物質排出規制を強化

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2002.04.25 【情報源】イギリス/2002.04.16 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省とスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各担当省庁は、石油からの揮発性物質の排出抑制を強化する第2段階目の措置について、意見を募集している(7月9日まで)。
 具体的には、石油スタンドで給油する際の排出を抑制するため、事業者に装置の取り付けを求める。石油からの揮発性物質には、地上レベルオゾンの前駆物質である、揮発性有機化合物(VOC)が含まれている。VOCの削減量は、どれくらいの石油スタンドが対象となるかによるものの、年間1万3000トンから1万7000トンと推定される。このスキームの潜在的なメリットは相当なもので、例えばVOCが年間1万8000トン減少すると、死亡6件及び呼吸器系入院患者4人分の損害を抑制することができ、穀物生産額も180万ポンド(約3億4000万円)増加するという。
 なお、イギリスは、長距離越境大気汚染条約の1991年VOC議定書(the 1991 UNECE VOC Protocol)に基づき、2002年9月30日までに第2段階目の措置を講じることを約束している。

詳細は担当者まで電話で問い合わせ
08459 335577

【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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