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環境ニュース[海外]

国連環境計画SEEDシンポジウム、グリーン経済には地域の小規模な起業家への支援が必要と発表

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2012.04.17 【情報源】国連/2012.03.29 発表

 2012年3月29日、国連環境計画(UNEP)のSEEDシンポジウムが南アフリカで開催され、小規模な環境関連起業家を支援することがエネルギーや農業、食料の安全保障につながり、グリーン経済への移行を助けることが報告された。シンポジウムには、SEED賞受賞者、国連代表者、南アフリカの産官学や市民社会の代表らが出席。これまでグリーン経済の牽引役として注目されていたのは大企業であったが、世界の多くの地域では中小零細企業が経済の担い手であり、中小零細企業には炭素排出量削減や気候変動への適応促進、持続可能なビジネスモデルへの移行に大きな影響力を発揮する可能性があるとして、シンポジウムでは、グリーン経済へのこうした企業の貢献をいかに拡大するかが話し合われた。
 シンポジウムにあわせて2011年SEED賞受賞者が発表され、アフリカを中心に、草の根の社会環境企業35社が受賞した。SEED賞は、画期性、スケールアップの可能性、持続可能な開発への有用性を基準に選定される。今年は、落花生の殻から練炭を作ったガンビアの企業、太陽熱オーブンを開発したブルキナファソの企業、女性たちがアロエ入りスキンケア製品を作るスリランカの企業などが受賞した。【国連環境計画

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