一般財団法人環境イノベーション情報機構
EUの2011年ヨーロッパモビリティウィーク賞はボローニャ市が受賞
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2012.03.21 【情報源】EU/2012.03.05 発表
欧州委員会は、2011年ヨーロッパモビリティウィーク賞に、イタリアのボローニャ市が選出されたと発表した。低汚染、省資源、低炭素の輸送手段への意識が高まっているなか、2011年ヨーロッパモビリティウィークは、従来型自家用車の使用に代わる、新しい移動手段(Alternative Mobility)をテーマとして、クリーンで資源効率の高い輸送システムへの移行を目指し実施された。ボローニャ市は、2011年ヨーロッパモビリティウィークに多くの市民を動員し、クリーンで持続可能な移動手段を促進したことが評価された。同市はすでに、電気自動車の充電スタンド設置、市内サイクリング道路網の拡充計画など、恒久的な施策を実施しているが、モビリティウィークでも、市内の中心部に広い自動車禁止区域を設けて、大道芸や小売店、スポーツ団体などに開放し、自転車やウォーキング、電気自動車を推進する多彩なイベントを実施、約6万人が参加した。賞の2位は、多様なパートナ―の協力を得て、バス無料の日、環境カフェ等を実施したラルナカ市(キプロス)と、広範な都市計画手段や多様なイベントを通じて持続可能な移動手段を推進したザグレブ市(クロアチア)が選ばれた。【欧州委員会】