アメリカエネルギー省、アーカンソー州の先進的天然ガス採掘事業者を視察

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2012.02.17 【情報源】アメリカ／2012.02.03 発表

　アメリカエネルギー省のポネマン副長官は、2012年2月3日、アーカンソー州の天然ガス事業者、サウスウエスタンエナジー社を視察した。視察中、副長官は、オバマ大統領が前週の一般教書演説で明らかにした米国経済の再建計画を強調すると共に、同じく演説で述べられた米国エネルギーの新時代、特に天然ガスの安全で責任ある開発に言及した。100年分に近い供給が見込まれる同国の天然ガス開発からは、今後60万人以上の雇用創出の可能性があるとされる。
　今回訪問したサウスウエスタンエナジー社は、事業内容の透明性、および政府や非営利団体との協調などで業界の先導役とされる。とりわけ、ガスを採取するための水圧破砕で使用する注入剤組成の公表や、他団体との協働による石油や天然ガス生産における規範作りで、全米の規制機関に貴重な資料を提供している。副長官は同社の採掘、生産、輸送など天然ガス事業の全工程の現場を見学し、「天然ガス開発がアメリカの優先課題であり、アーカンソー州はそのけん引役」だと述べた。【アメリカエネルギー省】