一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリスエネルギー・気候変動省、廃木材を用いるバイオマス発電所の建設を承認
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2012.01.13 【情報源】イギリス/2011.12.22 発表
イギリスのエネルギー・気候変動省(DECC)は、ヨークシャー州における廃木材を燃料とするバイオマス発電所の新設を承認した。これにより、イングランドとウェールズにおける2011年の発電所新設承認件数は15件となり、1989年の電力法施行後最多となった。空軍飛行場跡地にダルキア社が建設する新発電所は、出力53MWで、年間36万トンの廃木材を燃料として使用し、およそ5万5000世帯に電力を供給する。燃料の廃木材は運河を使って輸送され、建設中に200名、運用開始後に135名分の雇用が創出されるという。DECCのヘンドリー大臣(エネルギー担当)は、「過去最多数の発電所建設承認がなされたことは現政権の経済成長を重視する姿勢を示している。廃木材発電所の新設は、エネルギー安全保障と廃木材の埋立て量削減のみならず、雇用の創出と地元経済活性化にも貢献するだろう」と語った。【イギリス エネルギー・気候変動省】