一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ連邦環境省 環境省の公用車に脱硫黄ガソリン
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2000.10.27 発表
ドイツ連邦環境大臣は、環境省所有の公用車の動力用燃料を、脱硫黄ガソリンに限るとした。環境省は、脱硫黄ガソリンの普及のための先導役を務める。脱硫黄ガソリン、ディーゼルは、燃料1キログラム当たり、10ミリグラム以下(10ppm以下に相当)の硫黄しか含まず、硫黄量が少ないため、触媒の効力と持続力が高い。このガソリンは、また、自動車部品の増設も必要としない。
新しいガソリン車の場合、このガソリンを用いれば、ガソリン消費量は、最大で20%分少なくなる。
脱硫黄ガソリンの普及のためには、シェル社とドイチェBP社以外の石油会社が、脱硫黄ガソリンを提供する必要があるとして、環境大臣は、石油会社に市場への参入を呼びかけている。【ドイツ連邦環境省】