一般財団法人環境イノベーション情報機構
都市環境協定光州サミット、資源効率のよい低炭素都市を目指し光州宣言を発表
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2011.10.28 【情報源】国連/2011.10.14 発表
都市環境協定の光州サミットが、世界80都市の代表の参加のもとに韓国の光州市で開催された。サミット閉幕にあたり参加者らは、資源効率のよい低炭素都市を目指すことを約束し、都市計画の改善と賢明な管理を通じて都市のグリーン化を進める光州宣言を発表した。宣言は、国連気候変動条約に基づく都市クリーン開発メカニズム(CDM)の策定や、都市の持続可能性を評価・報告し、グリーン都市開発への移行を加速する政策や市場メカニズムの開発を促進するための都市環境指標の開発を勧告した。姜雲太光州広域市長は、「世界的に都市が大量の炭素を排出していることに鑑み、各都市の排出量を測定し財政的インセンティブを与える都市CDMの開発が話し合われたことはこのサミットの成果である」と評価した。
宣言は、
1) 建設部門での適切な情報提供等を通じたエネルギー効率の改善
2) 持続可能な都市交通の支援
3) 廃棄物のエネルギー化、リサイクルの促進等を通じた廃棄物管理の改善
4) 上下水道の衛生、安全、利用機会均等化等の改善
5) 生息地、食糧供給等の保護のための生態系管理の改善
を呼びかけている。
また都市環境指標と都市CDMについては、2013年の都市環境協定サミットまでに、関係国連機関等により詳細を詰めるとしている。【国連環境計画(UNEP)】