一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、廃棄物の越境移動に関する統計結果を公表
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2011.10.25 【情報源】ドイツ/2011.10.10 発表
ドイツ連邦環境庁は、廃棄物の越境移動に関する2010年の統計結果を公表し、ドイツでは依然、廃棄物輸入量が輸出量を上回っていることを示した。統計によると、認可義務のある廃棄物輸入量は若干削減したものの680万トンであり、高い輸入量となっている。輸入廃棄物は、主に加工木材、ろ過集じんといったもので、その多くがリサイクル、または適切に再利用されており、このうち10分の1が、所轄官庁の監視のもと、埋め立てされている。オランダとイタリアからの輸入が多い。廃棄物輸出量は2009年比で増加し、150万トンとなっており、その多くが廃棄物分別後の残留物である。その多くが、オランダ、ポーランド、スイスへの輸出である。ドイツを経由する廃棄物量は、2009年比で大幅に増加(31%増)して40万トンとなり、その多くが、古い木材廃棄物であり、西ヨーロッパや南ヨーロッパからドイツを経由したスウェーデンへの輸出となっている。違法取引については、2009年は8件に対し、最高180日分の日割り金額の罰金刑が科せられた。【ドイツ連邦環境庁】