一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 石油精製副産物など有害副産物のガス化・発電利用を提案
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2002.04.04 【情報源】アメリカ/2002.03.25 発表
EPAは、石油精製などから生じる特定の有害副産物を、ガス化技術によって発電燃料等に再利用することを認める提案を行った。これは、アメリカの化石燃料のへの依存度を減らすとともに、より多くの廃棄物をリサイクルするために、柔軟で革新的な手法を促進するというEPAの取組の一環となるもの。現在、石油精製業だけでも、700万〜1000万トンの有害副産物(資源保護回復法の対象)がガス化によって「合成ガス」に転換できると見られている。「合成ガス」は、石炭、石油などの化石燃料の製造過程の他、一般廃棄物、下水汚泥などからも得ることができ、発電燃料や石油化学・精製業用の資材として活用することができる。
今回のEPAの提案は、有害廃棄物規制から石油精製などの有害副産物を除外するもの。代わりに、精製業者は、副産物を慎重に取り扱うよう一定の条件を満たす必要があり、また、合成ガスに関する厳しい基準に合致しなくてはならない。なお、詳細については、今春遅くに発表する予定。【EPA】